この記事に来た人はこんなことを思っているでしょう。
「数学をやる意味が知りたい」
「なんで、こんなことやんなきゃいけないの?」
「数学って役に立たないじゃん」
「将来仕事で使う人だけがやれば良くない?」
確かにそう思うのは良くわかります。
それを先生や親に聞いても納得できない、むしろ「優秀な大学に行って良い会社に入るためには勉強しろ」と言われているかもしれません。
そこでこの記事では、他では語られない、当メディア「ガクハル」の考える「数学のやる意味」を紹介します。
- 学校で教えてくれないモヤモヤが氷解する
- ありきたりでない、本当の「数学のやる意味」がわかる
- 数学のモチベーションアップができるかも?
少々分かりにくい記事となりますが、他では語られない役立つ情報をお届けしますので、最後までお付き合いください。
数学をやる意味がないと思ってしまう原因
「数学をやる意味なんてないでしょ」
これが多くの人が出す結論だと思います。
では、あなたは、なぜそのように考えたのでしょうか?それを考えるために一般的に言われていることを挙げてみます。
- 論理的思考・問題解決能力が身につく
- 知らないところで使われていて暮らしを支えている、便利にしている
- アルバイトでも会社でも使う
- テストで出る
次に、一般的に言われていることに対して、あなたが思ったことを挙げます。
- 他の科目や自分の好きなことでも身につけられる 他の物で代用が効く
- 将来仕事で使う人のみやれば良い 専門の人がやれば良い
- 確かにビジネスについて考えるとき統計を使うかもしれないけど、生活する上では算数で十分じゃん
- 理由になってない
そうなんです。一般的に言われていることでは、「数学をやる意味」になっていないんです。
これこそが、数学をやる意味がないと思ってしまう原因です。
本当の「数学をやる意味」
先ほどまで、一般的に言われている「数学をやる意味」が現実的でないために、数学が役に立たないと思われたりしているとお話ししました。
では、なぜ数学を勉強するのでしょうか。
「他の物で代用が効かない」「専門の人以外もやる必要がある」「算数まででなく数学まで必要」この3つの条件にかなった数学のやる意味を紹介します。
本質的に考えることを身に着けるため
結論から言うと、数学を勉強する意味は「本質的に考えることを身に着けること」です。
数学では問題を解く際に、問題の本質を見抜き状況を整理して解答の指針を立てます。また、新しく公式や解法を習った際に「なぜそれが成り立つのか」と考えて原理を本質的に理解し、自力で解けるようにしていきます。
これらの経験が「本質的に考える」頭を育てていきます。そして本質的に考えられると、適切な判断ができるようになったり、効果的な解決策を練れたりするようになります。
いや、それよりも何よりも、世の中に対する見方が変わります。もっと物事が深く立体的に見えてきて、面白くなります。
だから、数学をやると自分のためになるんです。
全国民に教育を施すということ
しかしここでこのように思った人がいるでしょう。本質的に考えることは「他の物で身に着けられる」のではないか、と。
ではまず、本質的に考えることを身に着けられるものを考えていきましょう。
国語・化学・生物・地理・歴史は暗記科目です。英語は暗記科目ではありませんが「本質的に考える」科目ではありません。
そうすると
現代文の要約トレーニング・小論文(作文)・数学・物理・PBL/プレゼンテーション/討論(公民等で)・哲学・その他新しい教育スタイル
という感じになるかと思います。
次に、「全国民に教育を施す」という目線で、これらを絞っていきます。そのとき「全国一律にできる」「評価が可能」なものが自ずと基準になると思います。
それでは、まず「一律にできる」ものはなんでしょうか。
本来は一人ひとりに合った好きなことで教えられるのが良いですが、そのレベルの環境を全国でやるのは不可能に近いです。また、教えられる人がいなければいけません。
そのため、「哲学・その他新しい教育スタイル」は無理、「PBL/プレゼンテーション/討論」は題材が限られてきます。
次に、「評価が可能」なものを考えていきましょう。
人々を評価するには、曖昧さ無しで基準が必要です。勉強で言うと、答えが一つになるものがいいでしょう。すると、「現代文の要約トレーニングや小論文、PBL/プレゼンテーション/討論」はなくなり、「数学・物理」が残ります。
このように、「本質的に考える」科目でかつ「全国民に教育を施せる」科目を検討していくと「数学や物理」が残るのです。
まとめ:「数学のやる意味」より重要なこと
ここまで、なぜ数学を勉強するのかを話してきました。しかし、それよりも重要なことがあります。
まず、ただ不満を漏らすのではなく、自ら意味を見出して、与えられた状況を生かしていきましょう。
でなければ、何にもならないどころか、自分で自分を苦しめることになります。
しかし、物事の意味を考えるのは「物事の本質を考える」ことであり良いことです。ですから、もう少し本質的に多面的に考えられると良いでしょう。
次に、数学のようにいらなく見えても実は大切なものがあるということです。
だから、実用的なもの以外価値がないと考えてはいけません。「教養を身に着けることが人生を深くする」と思ってやっていきましょう。
最初から意味がないと決めつけても良いことはありません。自分の可能性を狭めるだけです。
以上、「数学のやる意味」とそれよりも重要なことをお話ししました。「数学のやる意味」を知ることも大切ですが、実際に行動することが大切です。
以下の記事では、数学が苦手な人が2ヶ月でできるようになる方法を解説しているので、こちらも併せて読んでみてください。