AT・MTってどっちにすればいいの?
ATにしようと思っているけど、MTの方がいいのかな?
そんな大学生のために、「免許はAT・MTのどっちにすればいいのか」を解説していきます。
まず、結論から言うと、ほとんどの人はATでOKです。
- 将来仕事で使う人
- 家にあるのがMT車
- 運転を深く楽しみたい
- MTが気になる
なぜ、この人たち以外はATでOKなのでしょうか?
答えは「難易度・普及率・時間数・金額」にあります。どういうことなのか、実際に見ていきましょう。
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AT・MTの違いとは?免許はAT・MTどっちにすればいいか?
そもそもAT・MTとは?
簡単に言うと「運転のギアチェンジ」の違いです。
AT車(オートマ車)は自動的にギアチェンジされます。それに対してMT車(マニュアル車)は運転手がギアチェンジします。
そのため、AT車は「アクセル・ブレーキ」のみですが、MT車は加えて「クラッチ・シフトレバー」が増えます。
言い換えると、ATの操作が「右足・ハンドル」を使うのに対して、MTは「左足・左手」が増えることになります。
AT・MTの違い4つ
なので、ほとんどの人はATでOKです。
詳しく解説していきます。
違い①:難易度は「ATの方が簡単」
結論から言うと、MTはATより難易度が高いです。
MTは、ATの操作に「クラッチ・シフトレバー」が追加されるためです。
私や知人がMTで大変だったことは、以下の通り。
- 発進・駐車の手順、覚えることが多い!
- 発進では半クラッチという状態にしなければいけないが、失敗するとエンストする(エンジンが止まる)
- 速度(正確にはエンジンの回転数)に合ったギアチェンジをしなければいけないが、失敗するとガタガタしたり、エンストしたりする
- 坂道発進では半クラッチを丁寧に行わなければならないが、失敗するとエンストして坂から落ちていく
こんな感じで難易度が上がります。
ですが、卒業検定の合格率は同じくらいなのでご安心を(正確にはATが約2%高い)。
違い②:普及率は「ATが99%」
外で走っている車の99%がATです。
そのため、MT免許を取ってもMT車を運転する機会は少ないでしょう。
しかもレンタカーで、MTを貸し出している会社はほぼありません。
違い③:時間数は「ATが3時間少ない」
MTは教習時間が3時間増えます。運転操作に慣れるのに時間がかかるからです。
なので急いで取りたい人はAT!
違い④:金額は「ATが1万5千円程度安い」
MTは、平均15,000円増えます。
できるだけ安くしたい人はAT!
ATは「簡単」「普及率99%」「教習時間が1時間少ない」「15,000円安い」
ほとんどの人はATでOK‼
だからと言ってMTもおすすめ⁉
しかし、以下の人はMTがおすすめです。
- 将来仕事で使う人
- 家にあるのがMT車
- 運転を深く楽しみたい
- MTが気になる
理由は以下のとおり。(MT好きの主観ですが…)
- 普及率:自動運転になったときにAT車の方がなくなる可能性が高いが、MT車はその可能性が低い。
- 時間数・金額:MTを運転したい人にとって大した時間数や金額でないから。しかも限定解除より安い。
- 難易度:MTを運転したい人にとって、難易度にこそ楽しみがあるから。
「MTってどんな感じなの?」と思った人は、体験談もご覧ください。
よくある質問Q&A
AT限定で後悔するのか?
普段使いにはATの方が向いています。しかも、多くの人にはATで十分ドライブを楽しめるでしょう。
ちなみにAT免許の友人は「後悔していない」と言っていました。
ATとMTで迷っている場合は、ATで取ってみて「限定解除」をするという方法もおすすめです。
4時間の教習と1時間の検定を受けると限定解除できます。ただし、6~12万円するのでMTが気になる人はMT免許にすることをおすすめします。
MT免許が必要な仕事ってあるの?(将来使う仕事だったらと思って…)
ATが主流になりつつありますが、いまだにMTを使う場合があります。
- 運送業
- 建設・土木業
- 自動車業界
- 農業で軽トラを使う場合
特に上記の業界ではMTが必要なときがあるので、志望する人は要項を確認するようにしましょう。
免許取った人のAT限定の割合って?(男女それぞれの比率)
2003年4月2日〜2004年4月1日生まれの方1,000名へのアンケート調査によると
AT | MT | |
---|---|---|
男子 | 63.25% | 36.75% |
女子 | 89.6% | 10.3% |
となっていることが分かりました。
AT免許を持っている人が多いことが分かります。
【体験談】MTは大変だった。けど、楽しい。
「MTって実際どんな感じなの?」に答えます。興味がなければ読み飛ばしてもらっても大丈夫です!
MTは大変でした。
大変だったことを再掲するとこんな感じ。
- 発進・駐車の手順、覚えることが多い!
- 発進では半クラッチという状態にしなければいけないが、失敗するとエンストする(エンジンが止まる)
- 速度(正確にはエンジンの回転数)に合ったギアチェンジをしなければいけないが、失敗するとガタガタしたり、エンストしたりする
- 坂道発進では半クラッチを丁寧に行わなければならないが、失敗するとエンストして坂から落ちていく
しかし、最も大変だったのは「意識を均等に振り分ける」ことです。
周りの車や人を認識しながら、速度に合わせたギア変速を左手・左足を使って行い、ハンドル操作もしなければならないからです。
こんな感じでMTは大変でした。
しかし、そんな「大変な時期」は1段階(教習所内)で終わります。慣れてきてMTの特性が少し分かるようになるからです。
- 静かに半クラッチできた
- 揺れないで変速できた
- 「この上り坂ならサードだな」と思ったら、その通りだった。
- 下り坂でフットブレーキを使わずエンジンブレーキだけで制限速度内で走れた!
こういった喜びが、沸々とこみあげてくるようになりました。
なのでぜひ、MTが大変そうだからやめるのではなく、少しでも気になる人はMT免許にすることをおすすめします。
まとめ:大学生の免許はATで大丈夫!だけどMTもおすすめ
今回は、大学生の「免許はATとMTどっちにすればいいの?」という疑問に答えました。
結論から言うと、
- AT 多くの人はAT一択
- MT ①将来仕事で使う ②家にあるのがMT車 ③運転を深く楽しみたい ④少しでもMTが気になる
にすれば失敗しません。
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