車の運転は、自転車と同じで簡単には忘れません。
一方で、しばらく運転しないでいると怖くてハードルが上がってしまうのも事実です。
せっかく免許を取ったから
忘れないために練習したいのだけど家に車がなくて…
大丈夫!車がなくても練習できるよ。
そんな人でも、運転の練習をする方法があります。レンタカーやカーシェアで練習するという方法です。
しかし、そういわれても疑問が残ると思います。
でもどんな練習すれば良いの?
そこで今回は、「レンタカーで知っておいた方が良いこと」と「免許取り立ての人の練習におすすめな場所と練習方法」を紹介します。
車がない人がレンタカーを使うときに知っておいた方が良い3つのこと
免許取り立てでもレンタカーは使える
初心者でも、多くのレンタカー会社で借りられます。
ただし、一部の会社では「免許取得後1年未満の場合は3年以上の人が同乗すること」という条件があります。
貸出の条件をよく確認するようにしましょう。
初心者がレンタカーを借りるなら○○を
初心者がレンタカーを借りるときは「免責補償制度」と「NOC補償制度」の両方を使いましょう。
事故を起こした場合8~15万円程度払わなければならないからです。さらに初心運転者期間に6人に1人が事故を起こしています。
そのため、知っておくことをおすすめします。
レンタカーでは、基本料金に自動車保険が含まれています。そのため、事故が起きたら保険会社が賠償額を払いますが、自己負担も存在します。自己負担を免除する制度が以下の2つです。
- 免責補償制度
免責額(賠償額の自分で負担しなければならない分)を免除する制度 - NOC補償制度
営業補償(修理期間は貸出できないため、営業補償を払う必要がある)の支払いを免除する制度
ちなみに、「NOC(ノンオペレーションチャージと読む)=営業補償」です。
ご参考までに:「レンタカーの保険・保証制度|じゃらんレンタカー」
お得にレンタカーを使う方法
一般的にレンタカーを使うと6,000円します。
安いと思った方、要注意です。
実際はこれに加えて、「ガソリン代」「オプション代」「保険代」がかかるからです。
- ガソリン代
何キロ走るかよって変わります。(街乗りで1000円は余裕です、旅行なら1万円。経験上ですが) - オプション代
カーナビ・チャイルドシートなど。カーナビは無料の場合もある - 保険代
免責補償制度は2000円、NOC補償制度は1000円くらい
なので、合計で10,000~19,000円くらいになります。
そこで安くするコツを紹介します。
比較サイトで最安を予約する
おすすめは「じゃらんレンタカー」です。
「○○レンタカーなら安いはず」と思っていても比較してみると、案外安いプランが見つかるからです。さらに、限定の割引クーポン・タイムセールを頻繫に実施しているからです。しかも、Pontaポイント・dポイントが1%たまります。
クーポン使うと半額以下になるときも!
ハイブリッド車などの燃費が良い車を借りる
ガソリン代を減らすために、燃費が良い車を借りるようにしましょう。
忘れがちなコツですが、これだけで数千円変わるので、忘れずに!
運転練習におすすめの場所と方法
郊外で加減速・右左折の練習
このような郊外の道路がおすすめです。
道路が広い・碁盤の目状・交通量が程々の例
片側一車線の田んぼ道の例
以下の2つをすると、当日慌てなくなります。
- 事前に道を決める(教習所での自主経路と同じ)
- 親や友達に連れていってもらう・レンタカーを遠くで借りる
- 右折や左折でどこを見てどのくらい減速するか
- 加速ではどのくらいアクセルを踏んで、減速ではどのくらいブレーキを踏むのか
- カーブでの速度の落とし方
事前にこういった動画を見ておくと理解が深まるのでおすすめです。
駐車場で白線を踏む⁉ 車幅感覚・駐車練習をしよう
駐車場での練習は2つあります。
駐車場①:車幅感覚の練習
ダッシュボードの真ん中より運転手側に線があるはず!
この位置を覚えて運転するようにしましょう。
駐車場②:駐車練習(車庫入れ)
バックは動画で見た方が分かりやすいかもしれません。この動画がおすすめです。
特に重要なのは
ミラーを見て「隣の車」と「自分の車」の間に隙間があれば大丈夫
ということです。
こりずに、「いつ・どこを見ればよいのか」を覚えるまで練習しましょう。
貸しコースを使う
教習所によっては、時間限定でコースを貸し出していることがあります。
基本的には、自家用車の持ち込み・免許取得3年以上の人が同伴といった感じです。指導員は乗りません。
人がいない安全な環境で運転練習できるのがメリットですが、時間がシビア・料金が高いです。
参考までにご覧ください。
ペーパードライバー講習を受ける
「運転操作を何も覚えてない」「誰かがブレーキを踏んでくれないと怖すぎる」という人におすすめです。
補助ブレーキが付いた教習車・教官が助手席にいる状態で練習できます。一般道や高速道路での実践的な練習を受けられる出張型の講習もあります。
料金は、2時間で15,000円程度が相場です。
参考までにご覧ください。
運転練習する場合の注意点
注意点①:運転できる人を助手席に乗せる
初心者には見落としがあったり、教習所で教わらないコツがあったりするからです。
実際の道では判断に困る場面が多くあります。そういう時に、どうすべきかを教える存在は必要です。
なので、必ず運転できる人が横にいる状態で運転してください。
注意点②:教習所で教わった交通ルールを守る
交通ルールは意味があって設定されています。
「人がいなそうだから速度を出す」「追い越し禁止だけど前の車が遅いから追い越す」といったことは大変危険です。
必ずルールを守って運転練習するようにしましょう。
注意点③:保険に入っておく
先ほど「初心者がレンタカーを借りるなら○○を」でも言いましたが、保険・補償に入っておくことをお勧めします。
少し高くなってしまうと思いますが、入らずに事故を起こした場合に数万円程度の実費負担になるよりも安くて済みます。
なので保険・補償に入るようにしましょう。
初心者の運転練習でよくある質問3つ
免許取って1年間運転していないけど初心者マークは取らなきゃだめ?
通算して一年に達しないもの(中略)は、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けないで普通自動車を運転してはならない
e-Gov法令検索「道路交通法第71条の5 第2項」
としか書かれていません。
つまり、免許取って1年以内はつける義務があるが、外す義務はないのです。
そのため、ペーパードライバー・心配な場合はつけておきましょう。ですが、「慣れているけど外さない」のは避けた方が良いでしょう。
無料で練習できないの?(レンタカーや貸しコースじゃなくて)
ないです。
ただし、安くすることはできます。詳しくは安くするコツをご覧ください。
運転練習になるアプリってあるの?
運転練習の代わりになるアプリも、ペーパードライバーを克服できるアプリもありません。
シミュレーターゲームも役に立ちません。
実際に運転して感覚を覚えてください。
まとめ:車がない人でも運転練習はできます!
今回は「運転練習したいけど車がない」という人に、以下の3つを話しました。
運転は回数を重ねるごとに上達していきます。安心してドライブを楽しんでください。
当サイト「ガクハル」では、他にも大学生に役立つ情報を発信しています。ぜひご覧ください。